海軍=アサノ少将が大西洋防衛担当に=「重要な任務に任命され光栄」

アサノ・アレシャンドレ・イチロウ・ビレイラ海軍少将が10日、リオ海軍司令部貴賓室でアマゾニア・アズル防衛・海軍作戦司令部(COMPAAz)の作戦次官就任式を行った。アサノ少将は2022年7月に少将に昇進し、マナウス地域を統括する第9海軍参謀長に就任していた。
アマゾニア・アズルは諸島部も含めた大西洋岸のブラジル領海全体を防衛する重要な拠点で、その現場責任者ともいえる重要なポストに任命された。浅野少将は「このような重要な任務に任命されたことを光栄に思い、全身全霊をもって任務にあたる所存です」と着任挨拶した。
当日は真鍋尚志在リオ総領事、木下義貴(よしたか)同首席領事に加え、サンパウロ市からもリベルダーデ友好会の平崎靖之会長や平山イナシオ、宮岡イザッキ両副会長らも出席した。
軍関係に詳しい平崎さんによれば海軍の日系将官はアサノ少将に加え、古賀水谷セルソ海軍中将、カンポス・メロ少将(母が日系)、山口リカルド・ユキオ少将がおり、現在4人だ。平崎さんは「アサノ少将は大西洋防衛という立派な任務を命じられて、日系人の誇りです」と語った。

前日9日にはリオ総領事公邸で、アサノ少将や平崎さんらが招待され、祝賀晩餐会が行われた。