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ミス・コロニア・オンライン=国境超えて日系出場者募集

2025年5月13日

「第1回ミス・コロニア・オンライン」のポスター
「第1回ミス・コロニア・オンライン」のポスター

 ダニエラ・ニシカワ氏は日本で2002年から長年「ミス・ニッケイ・ジャパン」コンテストを開催してきたが、この度、スタイルを変えて「第1回ミス・コロニア・オンライン」として、日伯から日系人参加者の募集を始めた。
 ニシカワ氏は2002年、日本国内に暮らすブラジル人コミュニティの活気を一堂に集めた文化イベントを開催した。会場では、ポルトガル語教育を行う学校による芸術作品の展示をはじめ、ダンス、演劇、武道、カポエイラ、音楽バンド、美術など、多彩なブラジル文化が披露された。また、太鼓や民俗舞踊など、日本の伝統文化も輝きを放ち、両文化が見事に融合した催しとなった。
 この場で誕生したのが、日系ブラジル人女性の魅力を紹介する「ミス・ニッケイ・ジャパン」だった。同大会はその後、日系コミュニティにおける重要な文化交流イベントとして定着し、毎回、多くの観客や協賛企業を集める成功を収めてきたという。
 近年、ミスコンテストのあり方は時代とともに変わってきた。かつては外見的な美しさが主眼とされたが、現在は「代表性」「本物らしさ」「目的意識」といった価値観が重視されるようになり、社会の変化を反映する場となっている。
 このような背景のもと、新たに誕生したのが「ミス・コロニア・オンライン」コンテストだ。本プロジェクトは、地理的な制約を超えて、より多くの日系女性たちをつなぎ、その存在価値を高めることを目的として企画された。オンライン形式で開催されるため、ブラジル国内はもとより、日本各地からの参加も可能となっている。
 また、今年は日伯友好130周年という節目を迎えた。この大会は、その歴史的な絆に対する敬意と感謝を込めた記念事業としての側面も持つ。ニシカワ氏は「出場者の歩み、才能、夢を通じて、両国の文化的・感情的なつながりをあらためて感じる機会となるだろう」と語っている。
 SNSを通じたコミュニケーションが日常となった現代において、オンライン開催は単なる利便性を超え、新たな出会いや多様な声に光を当てる手段となっている。更に同氏は「ミス・コロニア・オンラインは、より人間的で多様性に富み、誰もが共感できる理想像を提示する大会を目指している。 歴史的な第1回大会に、あなたも参加しませんか?」と呼び掛けている。
 現在、参加登録が正式に開始されている。参加費は無料。詳細および応募要項はInstagram(@danielanishikawaoficial)で確認を。


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