正規家庭内労働者が減少=10年で約18%減少

労働手帳にサインを行う正規の家庭内労働者(家政婦など)がこの10年で18%減少したと、15日付G1サイト(1)が報じている。労働省の年次報告で明らかになった。2015年に164万人いた家庭内労働者の正規雇用が、2024年に134万人と30万人以上減っていたことがわかった。
歴史的に社会保護が厚くなく、性による不平等が顕著だったこの分野はここ数10年で大きな変化を遂げてきている。
労働統計局のパウラ・モンタグネル副局長によると、正規雇用を結んでいる家庭内労働者の数が減った理由として、人口動態の変化と、人件費節約のため日雇い労働者の雇用が増えたことが考えられるという。
モンタグネル副局長は「家庭内での子供の数減少と家庭の少人数化に加え、雇用主がFGTSや社会保障などのコストを避けようとしているためだ」と説明している。パンデミックも、この分野における雇用に大きな影響を与えているという。
雇用の減少はロライマ州とマット・グロッソ州以外のすべての州で起き、リオグランデ・ド・スル州(27・1%)、リオ州(26・1%)、サンパウロ州(21・7%)で減少が目立っている。