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ザンベッリ下議=5日にイタリア入り=最高裁は控訴を棄却

2025年6月7日

ハッキング実行犯のヴァルテル・デルガッチ・ネット服役囚と命令犯で逃亡中のザンベッリ氏(Reprodução/Twitter)
ハッキング実行犯のヴァルテル・デルガッチ・ネット服役囚と命令犯で逃亡中のザンベッリ氏(Reprodução/Twitter)

 【既報関連】2023年1月に起きた国家法務審議会(CNJ)のコンピューターへのハッキングを命じた嫌疑で、最高裁から10年間の実刑判決を受けた後、アルゼンチン経由で米国に渡り、下院に休職届を出していたカルラ・ザンベッリ下議が、5日にイタリアに入国したと同日付G1サイト(1)が報じた。 ザンベッリ氏は5月25日にブラジルを離れ、アルゼンチン経由で国外に脱出。今月3日にユーチューブのチャンネルで、「数日前にブラジルを出て、国外に滞在している」と語ったことで、国外逃亡と見なされ、逮捕命令や資産の差し押さえ命令などが出た上、国際警察の指名手配者リストにも重要犯罪者として掲載するよう要請が出された。
 ザンベッリ氏は米国のフロリダ州からユーチューブのメッセージを流したことが判明し、その後の動向が注目されていたが、同氏は4日夜19時22分にマイアミからの便に搭乗し、5日未明(1時16分)にローマの空港に到着した。
 国際警察が同氏の名前を指名手配者リストに掲載したのは5日午後のため、空港で逮捕される事態は免れた。
 同氏は5日に下院に120日間の休職届を出しており、下院は127日間の休職を認めたが、この日は銀行口座の守秘義務が解除され、同氏に送られたPix送金の詳細の捜査命令が出た上、資産凍結、SNSのアカウントの監視なども始まった。(2)(3)(4)
 また、6日は最高裁第1小法廷が同氏からの控訴を棄却。これによりこれ以上の控訴はできなくなり、10年間の実刑判決が確定した。(5)(6)
 国際警察の指名手配者リストに掲載されたため、ザンベッリ氏は所在が特定され次第逮捕される可能性があるが、即時逮捕や強制送還は同国の裁判所の判断によるところが大きいようだ。(7)


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