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13日朝、チアゴ氏が帰国=イスラエルで拿捕の活動家

2025年7月10日

拿捕事件前のチアゴ氏(© Rafa Neddermeyer/Agência Brasil)
拿捕事件前のチアゴ氏(© Rafa Neddermeyer/Agência Brasil)

 【既報関連】現地時間の9日未明に公海上でイスラエル軍に拿捕された自由船隊連合(FFC)が運営する人道支援船マドリーン号に乗っていたブラジル人活動家のチアゴ・アヴィラ氏(38歳)が、13日朝、グアルーリョス空港に到着した。(1)(2)

グアルーリョス空港に到着し、親パレスチナ派の人々に囲まれるチアゴ氏(© Paulo Pinto/Agência Brasil)
グアルーリョス空港に到着し、親パレスチナ派の人々に囲まれるチアゴ氏(© Paulo Pinto/Agência Brasil)


 チアゴ氏は、マドリーン号に乗っていた12人の活動家の一人で、9日にエジプト沖の公海上で拿捕されてイスラエルに連行された後、国外退去のために10日にテルアビブ空港まで連れていかれたが、国外退去のための書類への署名を距離して逮捕された。
 同氏は国際水域での拘束を誘拐と見なし、9日の拿捕後、ハンガーストライキを開始。10日の逮捕後、11日に独房に移され、監禁状態に置かれていたが、12日に釈放され、現地時間の16時5分の便に搭乗。マドリッド経由で13日早朝、グアルーリョスに到着した。同氏が13日早朝にブラジルに到着する予定であることは12日にFFCやブラジル外務省が明らかにした。(3)(4)
 ブラジル国家人権評議会(CNDH)は今回の拿捕事件を戦争犯罪と見なしており、ブラジル外務省も国際法違反があったと見なして同氏の釈放を求めていた。
 チアゴ氏がイスラエルを離れた後もまだ拘束されたままになっていたフランス人の活動家2人も13日中に強制送還される見込みだ。
 チアゴ氏は帰国直後に空港で受けたインタビューでも、イスラエル側の対応を強く批判。拿捕は国際法に違反する犯罪行為だと明言した。


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