ネスレ=ガロットの工場を拡大=新製品の生産も念頭に

ネスレが18日、エスピリトサント州ヴィラ・ヴェリャにあるガロットの工場拡大などを含め、28年までに70億レを投資すると発表したと20日付G1サイトなど(1)(2)(3)が報じた。
ヴィラ・ヴェリャのガロット工場拡大は、同社の代表商品であるカリベ、セレナタ・デ・アモールといった商品の生産強化と、チョコレートやボンボン、チョコレートとビスケットを組み合わせた新製品の生産を念頭に置いたものだ。
ネスレ・ブラジルのマルセロ・メルキオルCEOは、ブラジルは同社にとって世界で最も重要な3市場の一つで、米州大陸での成長戦略の要とし、新たな投資は同社の成長を加速するエンジンの一つとしてのブラジルでの操業を促進するためのものだと説明した。
同社は23年にもガロットに4・3億レの投資を行うと発表しているが、今回発表した70億レの中にこれを含めるのか否かは明らかにしていない。
70億レの対象はチョコレート部門だけではなく、ミナス州モンテス・クラロスでのネスカフェ・ドルセ・グストの生産ライン拡張やサンパウロ州アララスでのインスタントコーヒーの新しい生産ライン導入にも充てられる。
また、ミナス州イトゥイウタバ工場にも投資し、ニニョやネストジェノ、ネストヌトリの3製品ラインを中心とした乳児用調製粉乳や成長期用ミルクの生産にも注力する。
総括すると、新たな投資は近代化、戦略的分野での開発、持続可能性の向上、生産能力拡大に向けられ、国内での力強い成長に寄り添うためのものといえる。