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Keeta=ブラジルでの事業計画を発表=巨大デリバリー企業進出

2025年7月10日

デリバリー事業に不可欠なバイクでの配送風景(Andrew Holt/Getty Images)
デリバリー事業に不可欠なバイクでの配送風景(Andrew Holt/Getty Images)

 中国の巨大企業Meituan(美団)が「Keeta」名のプラットフォームで、今年後半にブラジルでデリバリー事業に進出すると、BRICS首脳サミットに先駆けて行われたパネルディスカッションで発表したと5日付フォーリャ・ド・ノルデステ・サイト(1)が報じた。
 この発表はMeituan副社長のトニー・キウ(邱)氏が行った。Keetaはデリバリー事業の拡大を目指すテクノロジー企業で、現在はiFoodが80%のシェアを占めているフードデリバリー事業に、強力な競合会社が出現することになる。
 邱氏によると、Keetaは中国で1480万以上のアクティブ加盟店を抱える同社の成功事例で、レストラン向けトレーニングプログラムは、約1370万のレストランの効率性やデジタル化、顧客にとっての魅力向上に貢献したという。同社の目標は、地元のレストランのオーナーがiFoodに代わる現実的な選択肢として、このプラットフォームに参加するよう促すことだ。
 邱氏はブラジルで豊富な経験を持つ専門家で、2018~20年は99のCEOを務め、ブラジルが急成功を遂げた時期にはSNSのKwaiの国際部門を統括した。現在はサンパウロ市に在み、Keetaのブラジル進出への熱意をアピールしている。
 パネルでは、配送ルートの最適化における人工知能の活用を中心に、Keetaの技術革新について講演。同社の技術は需要のピーク時に290億件/時の配送ルートプランを処理でき、ユーザーに迅速で効率的なサービスを提供することを約束するとして、Keetaがブラジルの配送事業でも有望な選択肢であることを強調した。
 一方、美団は2月に、中国の行政評議会に相当する国家市場監督管理総局(SAMR)から無期限の懲罰を受けており、潜在的な不正競争行為への懸念が高まる中でのブラジル進出は別の意味でも注目を浴びそうだ。(2)


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