site.title

ぺルアス洞窟公園=ユネスコの世界遺産に登録=ミナス州初、国内で9番目

2025年7月16日

ぺルアス洞窟公園(© ICMBIO/divulgação)
ぺルアス洞窟公園(© ICMBIO/divulgação)

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会が13日、ミナス・ジェライス州北部のぺルアス洞窟国立公園を世界遺産に登録したと同日付アジェンシア・ブラジル(1)が報じた。

 同公園の管理・運営を担当するシコ・メンデス生物多様性保全研究所(ICMBio)は、ぺルアスは地質学的、考古学的、生態学的、景観的な重要性が他に類を見ない形で融合した地で、「世界遺産への登録はぺルアスを卓越した普遍的価値を有する場所として讃えるもの」とし、ブラジルの生物多様性を守るために地域社会と研究所職員が日々尽力していることも称賛した。

 また、「この成果は、連邦政府、環境気候変動省、ICMBio、外務省を通じた努力と、連邦議員、学会、市民社会、地元コミュニティ、伝統的な生活様式と知識をもってこの遺跡を守ってきたシャクリアバ先住民の支援の賜物です」とも声明は述べている。

 同公園は1999年に制定された保護区で、ミナス州北部にあるジャヌアリアとイタカランビ、サンジョアン・ダス・ミッソンエスの3市を含む56448ヘクタールの地域に設けられた。公園には200以上の洞窟、最大1万2千年前の人骨が発見された考古学遺跡、洞窟壁画の他、大西洋岸森林にセラード、カアチンガという植生の特有種を含む生物多様性が広がっている。

 同公園はミナス州で初めて登録されて自然遺産だ。国内には世界自然遺産が九つあり、類稀な自然美を誇る数十の保護区が含まれている。

 ICMBioは、「今回の認定は、特に地域経済と地域密着型観光の強化を通じて、エコツーリズムや科学研究、周辺地域との社会参加といった新しい機会をもたらすだろう」とも述べている。(1)


事故で急逝した人気歌手の遺児の親権問題が泥沼化前の記事 事故で急逝した人気歌手の遺児の親権問題が泥沼化米関税強化=100%副次関税が直撃か=農業界で再び動揺拡大次の記事米関税強化=100%副次関税が直撃か=農業界で再び動揺拡大
Loading...