ブラジル筝曲宮城道夫の会=「春の賦」30年ぶり披露=第33回筝曲演奏会、19日

ブラジル筝曲宮城道夫の会(長瀬令子会長)は19日14時、「第33回筝曲演奏会」をサンパウロ市リベルダーデ区のブラジル日本文化福祉協会ビル小講堂(R. São Joaquim, 381)にて開催する。入場無料。
同会は1982年に発足。「春の海」などで知られる箏曲家・宮城道雄の楽曲を中心に学び、1年に1度演奏会を行っている。
今回の演奏会には会員ら26人に加え、大刀(おおたち)ミリアン・ミチヨコーラスの39人が出演し、全15曲を披露する。披露予定の「春の賦」は箏、三絃、十七絃、尺八、コーラスによる多人数編成となるため、合わせ練習が難しく、同会では長らく演奏されてこなかったが、今回は大刀コーラスの協力を得たことで、30年ぶりに披露が叶うという。
案内のため編集部を訪れた長瀬会長は「お正月の定番曲として知られる『春の海』をはじめ、『祭りの太鼓』、『春の賦』など宮城道夫の楽曲世界を楽しみにぜひいらしてください」と来場を呼び掛けた。
詳細問い合わせは同会(電話11・3289・3303)まで。