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W杯観戦プラン100万円超=セレソン分はすでに完売

2025年10月10日

万華鏡2
セレソンを応援するサッカーサポーター(Foto:@Fotos Publicas)

米国、カナダ、メキシコの3カ国が共催する次回サッカーW杯が、26年6月11〜7月19日に開催される。セレソン(ブラジル代表)の4試合を観戦できる「ホスピタリティパッケージ」は6750米ドル(約103万円)に達し、これに航空券や宿泊費などを含めれば経済的負担はさらに増える。最新の価格情報とチケット事情を8日付インフォ・マネーなど(1)(2)が報じた。

この価格は国際サッカー連盟(FIFA)が提供する公式ホスピタリティパッケージの「フォロー・マイ・チーム(Follow My Team)」プランで、応援する1チームのグループステージ全3試合と決勝トーナメント1試合の観戦チケットが含まれる。

他のプランには、グループステージから3位決定戦までの任意の1試合を観戦できる「シングル・マッチ(Single Match)」があり、価格は1350米ドルから。一つのスタジアムで行われる4〜9試合が観戦可能な「ヴェニュー・シリーズ(Venue Series)」は8275米ドルから購入できる。

このパッケージには、スタジアム内の見やすい位置にあるプレミアムシートに加え、ピッチサイドラウンジ、FIFAパビリオン、トロフィールームなど、観戦体験を特別なものにする複数のVIPエリアへのアクセスが保証され、アルコールを含む飲食サービスやスタジアム直結の完全個室の利用も含まれる。

FIFAはこれらのパッケージに加えて、希望登録制による「マルチ・マッチ・シリーズ(2試合以上)」「プラチナム・アクセス・プログラム」「法人向け体験型パッケージ」なども用意する。

一方、ブラジル国内では、公式代理店が提供する旅行・観戦パッケージも販売されている。これらは「ゴールデン・ゴール(Golden Goal)」という専用販売枠のもと、Agaxtur、Ambiental、Globalis、Queensberryの4社が運営。

ホスピタリティ付きの試合観戦に、5泊のホテル宿泊を組み合わせたパッケージは、最も安いもので7800米ドル、最高で1万1840米ドル(181万円相当)に達する。宿泊は四つ星または五つ星ホテルが選べ、1人部屋か2人部屋で料金が異なる。ビザ取得不可などの場合に備えたキャンセル条項を組み込むなど、リスク回避型の商品設計となっている。

Agaxtur社の代表によれば、すべての開催都市にあらかじめ宿泊を手配しており、ブラジル代表の試合開催地が決まり次第、現地手配を確約する方針だ。

FIFA公式サイトでは、ブラジル代表の「フォロー・マイ・チーム」プランはすでに完売となっている。一般ユーザーがホスピタリティ付きチケットを購入するには、対戦国を指定せずに試合グレードを選ぶ方法、あるいは開催スタジアムを指定する方法に限られている。

FIFAによれば、販売初期段階で特に申し込みが集中したのは、ドイツ、イングランド、ブラジル、アルゼンチン、コロンビア、スペイン、イタリアなど。販売分は需要に応じて段階的に再開される見通しで、次回販売フェーズは10月27日から開始される予定。

第一フェーズのチケット販売には世界で450万人超が登録。ホスピタリティを含まない通常の一般チケットは、グループステージで60米ドルから入手可能で、決勝戦のチケット価格は2030〜6730米ドルと設定されている。

FIFA公式ホスピタリティ・パッケージの詳細は(https://fifaworldcup26.hospitality.fifa.com/us/en)で。


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