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新サンパウロ総領事に鈴木誉里子氏=幼少期に計5年も滞伯経験

2025年11月13日

鈴木誉里子サンパウロ総領事
鈴木誉里子サンパウロ総領事

サンパウロ日本国総領事館の鈴木誉里子総領事(56歳、岡山県出身)が10月31日に着任し、11月3日から業務を開始。初めての女性サンパウロ総領事となる。10日には挨拶のため本紙を訪れた。

鈴木総領事は今回が4度目のブラジル滞在となる。駐在員だった父の赴任に同行し、幼少期に家族とともにサンパウロ市に6カ月、リオ・デ・ジャネイロに2年暮らした経験を持つ。その後、再び家族で来伯し、小学校5年から中学1年にかけて約2年半をエスピリットサント州ヴィトリア市で過ごしたという。

1992年に慶應義塾大学経済学部を卒業し、同年外務省に入省。1996年には在ブラジル日本国大使館で二等書記官を務めた。その後、在メキシコ日本国大使館参事官や、ニューヨークの国際連合(国連)日本政府代表部公使などを歴任。サンパウロ総領事に着任する直前までは、在ウィーン国際機関日本政府代表部の公使を務めていた。

鈴木総領事は、「ブラジルは幼少期と小学校高学年から中学1年の時期を過ごしましたが、ブラジル人の明るさや自然が大好きで、心の中では第二の祖国のような感覚を持っています」と語る。

「ブラジル料理は大好きです。中でもエスピリットサント州の『ムケッカ・カピシャーバ(Moqueca Capixaba)』が特に好きで、日本でも自分でよく作っていました」と笑顔を見せた。

さらに日系社会について、「ブラジルほど規模の大きな日系社会は世界的にも珍しいと思います。先人の皆さまがご苦労を重ねて築かれたこの社会に、心から尊敬の念を抱いています。今後も、ブラジル日系社会の発展と日伯交流の活性化に、できる限り尽力したいと思います」と抱負を述べた。



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