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グリーンEXPO2027初海外PR=横浜市議視察団がサンパウロ市で10日=「ぜひ見に行きたい」

2025年11月14日

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「グリーンEXPO2027のPRを海外で一般向けにするのは、今回が最初です!」9日に来伯した米州友好横浜市会議員連盟の公式視察団一行7人は10日夜、サンパウロ州議会のフランコ・モントロ講堂でプレゼンテーションを行なった際、横山正人市議(米州友好横浜市議会議員連盟会長)はそう説明した。来伯した市議会議員は横山氏をはじめ、坂本勝司氏(同副会長)、小粥康弘氏(同幹事)、田野井一雄氏、齋藤達也氏、二井くみよ氏。それに加え、米国NYに所在する横浜市米州事務所の西川勝裕副所長も。日本視察旅行の際に必ず横浜市を訪れるサンパウロ市の大志万学院の生徒や父兄ら約150人が客席を埋め、じっくりと話に聞き入った。

横山市議は「EXPO開幕まで500日を切りました。今日は初めての外国でのプレゼンテーション。27年には世界中からお客さんがたくさん来ると思いますが、その最初。横浜と繋がりの深いサンパウロで、皆さんは今、歴史的な場面に立ち会っています」と強調。「東京は3代住まないと江戸っ子と言われませんが、横浜は三日住めばハマっこ。皆さんもEXPOに来て3日間滞在してください」と呼びかけた。

2027年国際園芸博覧会(略称:GREEN×EXPO 2027) は27年3月から6カ月間、神奈川県横浜市、旧上瀬谷通信施設跡地を会場に開催される。1990年の大阪以来、国内37年ぶりのA1クラス国際園芸博覧会となる。想定来場者数は約1500万人を目指す。

EXPOの説明を担当した西川副所長は「第1回移民船笠戸丸が出港したのは神戸ですが、帰港したのはどこか知っていますか?」と会場に質問し、「そう、横浜港です」と当地とのつながりを示した。EXPO会場には四季折々の1千万株の花と緑が植えられ、豊かな自然や生物多様性を体感できる空間が広がると説明し、「会期初めの3月末には約40種600本の桜が咲き誇ります。ぜひ見にきてください」と誘った。

父兄の川添仁奈さん(47歳、2世)に感想を聞くと、「40種の桜が咲き誇っているところを、子供二人を連れてぜひ見に行きます」と意気込んだ。同様に高橋愛朋エルネストさん(50歳、2世)も「息子が4歳の時、自分が日本人子孫である自覚を持ってもらうために訪日旅行に行き、横浜にも寄った。初めての国外PRをここでやってもらったことはとても光栄。新世代により良い世界が残すために良い取り組みだと思う」と微笑んだ。

市議一行は翌11日にはサントス市議会や市役所を訪れ、ロジェリオ・サントス市長や同地日本人会や市議会議員パウロ・ミヤシロ氏と面会。サントス日本人会とNPO法人ブラジルソリダリオ横浜(齋藤達也理事長)の間で「友好交流協定」の署名式が行われた。夕刻には同日本人会主催の交流会も開かれ、横浜市と日系社会のさらなる絆を深める重要な機会となった。

市議一向はパラグアイのイグアス移住地を視察後、パナマに向かい、19日に帰国する予定。


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