CPFが変更されるって本当?=唯一の識別番号となり他が廃止へ
先週、編集部に「最近CPFの番号が変更されるという情報はありませんか。新しいCPF番号でないと公的な恩恵が受けられなくなるというような噂でした。それが本当なら当国に住む一世の皆さんにも影響がありますので何かご存じでしたらご教示頂ければありがたいです。情報源は当地に住むブラジル人からのものです」との質問が入ったので、さっそく調べてみた。
CPFとは「Cadastro de Pessoas Físicas(個人納税者番号)」の略称。2023年の法令Lei nº 14.534/23により、数多くの公的書類・各種登録番号においてCPFが「唯一かつ十分な識別番号」と位置付け直された。今後はCPFを残して、他の番号の方を廃止・統合する方向にある。
具体的には、出生証明書・結婚証明書・死亡証明書・国家身分証明書(Carteira de Identidade Nacional (CIN))・運転免許証・労働者登録番号(NIT)・社会保障関連番号(PIS/PASEP)などでは、今までは別個の識別番号を使ってきた。だが、今後はCPF番号に統一する。この法律は既に施行されており、2024年から新しい仕組みに切り替えが進んでいる。
注意点としては、CPFの役割がより重要ものに変更されるが、番号自体はそのままということだ。新しい別の番号に更新されるとか、CPF番号をリセットすることはない。CPF番号は原則として一度付与されたら生涯同じ番号を使う。簡単に番号自体を変更することはできない。









