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ブラジル観光収益、過去最高=外国人客930万人で記録更新

2026年1月16日

万華鏡2
観光客で賑わうリオデジャネイロのイパネマビーチ(Foto: Tomaz Silva/Agência Brasil)

ブラジルの観光業が2025年に記録的な成長を遂げた。国内外の需要拡大を背景に、1~10月の観光収益は1850億レアルと、統計開始以来の最高水準を更新した。年間の外国人観光客数も約930万人に達し、過去最多を記録した。国際観光の回復と国内市場の拡大が同時に進み、観光産業の成長基調が一段と鮮明になっている。13日付アジェンシア・ブラジルなど(1)(2)が伝えた。

サンパウロ州商業連盟(FecomercioSP)が地理統計院(IBGE)のデータを基にまとめた調査によると、2025年1~10月の観光収益は前年同期比6・4%増の1850億レアルとなり、調査を開始した2011年以降で最高額となった。内訳では、宿泊部門が11・2%増の226億レアル、旅客航空輸送が10・2%増の480億レアル、外食産業が6・2%増の283億レアルと、主要分野がそろって伸びた。

単月ベースでも好調さが際立つ。10月の観光収益は前年同月比6・5%増の194億レアルとなり、10月としては過去最高を更新した。観光シーズン外にもかかわらず、年間では1月(212億レアル)、7月(197億レアル)に次ぐ3番目の高水準となった。

地域別にみると、年初からの累計収益の伸び率が最も高かったのはリオ・グランデ・ド・スル州で13・5%増となった。これにアマゾナス州(11・1%増)、バイア州(9・6%増)が続き、観光需要の拡大が特定地域にとどまらず、広範に及んでいることを示した。

外国人観光客数も大きく増加した。2025年の入国者数は928万7196人となり、過去最多だった2024年の約670万人を37・1%上回った。2024~27年度の国家観光計画(PNT)が掲げる年間目標690万人も34・6%超過した。

月別では12月の伸びが最も大きく、外国人観光客の入国数は前年同月比11%増の89万6488人となった。12月としては年間4番目に多い水準で、1月、2月、3月に次ぐ規模となった。

目的地別では、最大の玄関口はサンパウロ州で、年間を通じて275万3869人を受け入れた。リオデジャネイロ州が219万6443人、リオ・グランデ・ド・スル州が153万5806人で続いた。

送客市場別では、アルゼンチンが338万6823人と引き続き最多を占め、南米域内観光の強さを示した。チリが80万1921人、米国が75万9637人で続いた。フランスやポルトガル、ドイツ、イタリア、英国、スペインなど欧州諸国からの旅行者は合計127万4567人に上り、欧州からの需要回復も鮮明となっている。


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