site.title

《ブラジル》11月の税収が新記録更新=インフレ調整後1・41%増

2021年12月22日

国税庁(Marcelo Camargo/Agencia Brasil)
国税庁(Marcelo Camargo/Agencia Brasil)

 国税庁が21日、11月の税収は1573億4千万レアルで、広範囲物価指数(IPCA)で調整後も昨年同月を1・41%上回る好調ぶりを見せたと発表したと同日付現地サイトが報じた。
 11月の税収は経済活動の回復と、税制改革を前に収益の分配を急いだ企業があった事で生じた特別収入により、通常以上の伸びを見せた。また、過去の同月の税収額をインフレ調整して比較した場合でも、国税庁が集計を開始した1995年以降で最高額となった。
 1~11月の累計税収は1兆6850億レアルで、IPCAで調整した後の昨年同期の税収を18・13%上回った。こちらも、インフレ調整後の金額で比べて、過去最高額となっている。
 11月の税収は市場関係者の予想を上回る伸びを見せた。経済省が市場関係者を対象に行った調査では、1515億1300万レアルと予測されていたからだ。

 今年は税制改革への取り組みが進められている事を反映し、法人に義務付けられている純益に対する社会納付金(CSLL)や法人所得税(IRPJ)の非定型納入による税収が、11月だけで30億レアル生じた。
 1~11月の非定型で一過性の税収増は390億レアルに達している。昨年同期は65億レアルだから、今年の税収増は特別な例といえる。
 また、11月に始まった新社会保障プログラムのアウシリオ・ブラジルの財源確保のために11月末に導入された金融取引税(IOF)も税収増につながった。


《パラグアイ》国境近くで美容院襲撃殺人=23歳女性に5発の銃弾前の記事 《パラグアイ》国境近くで美容院襲撃殺人=23歳女性に5発の銃弾《ブラジル》イタペミリン航空がXマス直前に突然運航停止=乗客大混乱、監督責任は?次の記事《ブラジル》イタペミリン航空がXマス直前に突然運航停止=乗客大混乱、監督責任は?
Loading...