トランプがPIXに通商圧力=米企業保護とドル覇権懸念で

ブラジル中銀の即時決済システム「PIX」が、トランプ米政権の通商調査の標的となっている。PIXは個人は手数料無料、企業も低コストで利用可能なため、ブラジル国内で米国大手クレジットカード会社やビッグテック企業にとり強力な競争相手となっている。BRICS諸国間での国際決済利用がドル覇権を揺るがす可能性も指摘されており、米国の自国産業保護とデジタル決済を巡る地政学的な対立が調査の背景にあると17日付G1(1)が報じた。
米通商代表部(USTR)は15日付の通達文書で、ブラジル政府主導の電子決済サービスに「不公正な取引慣行の疑い」を示した。PIX名こそ明示されていないもの...
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