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ミスニッケイ=ブラジリアのアナさんに栄冠=候補者中3人が日本生まれ=ミスSAKE寺崎千波さん登壇

2025年7月18日

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 日本祭り会場内の特設舞台で12日18時から、ヤマイ・ケンジさんによる特別アトラクションとして「ミスニッケイ・ブラジル2005」と「ミスニッケイ・サンパウロ2025」が開催された。途中、日本の2024ミスSAKEファイナリスト千葉県代表の寺崎千波(ちなみ)さんが、着物姿で優雅に花道を歩いた。

 候補者は各地で予選を勝ち抜いてきた選りすぐりの計19人。まずミスニッケイ・サンパウロ候補10人からサンパウロ州代表が選ばれ、その代表を含めて各州代表計10人の中から、ミスニッケイ・ブラジルが同時選考された。

 最初は着物姿で全員が舞台上を歩き、次に一人ずつがアピールした。さらに衣装をロングドレスに変えて、再び一人ずつ花道を歩き、ヤマイさんからインタビューを受け、自己紹介をした。遠方から来場した家族や友人らによる白熱した応援合戦が繰り広げられ、選考結果発表までに3時間半かかった。

 孫ビトリア・ミワ・セイ・イワモトさんの応援に、リオ市から駆けつけた岩本洲(ひろし)さん(83歳、北海道出身)は「彼女の母、私の娘もリオでミス・ニッケイに選ばれたんです。礼宮文仁殿下らご来伯された際(1988年6月)、母親が挨拶したんですよ。母娘2代続けてミスに選ばれました。娘はゴヤス州選抜です。孫はとても優しい子で、5世になります。日本の美と文化を継承し続けて欲しいと願っています」と語った。

 自己紹介によれば19人中、プレジデンテ・プルデンテ代表、モジ代表、バイア代表の3人が日本生まれだった。いずれも親のデカセギ中に日本で生まれ、幼少期に帰伯した生い立ちを持ち、日本語を交えて挨拶する候補も見られた。ミスに輝いたアナさんは、自己紹介時に緊張しすぎて涙を流す場面もあったが、むしろそれが審査員から好感を得て見事1位を勝ち取った。

 ミス・ニッケイ・ブラジルの栄冠に輝いたのはアナ・ルイザ・ソウト・ウマダさん(連邦直轄区)、第1プリンセーザ(お姫様)はマリア・シルバ・アラカキ・ミズノ・プラドさん(南マットグロッソ州)、第2プリンセーザはラリッサ・カオリ・照屋さん(サンパウロ州)、第3プリンセーザはアマンダ・サトミ・サカタ・ナカムラ(パラー州)、第4プリンセーザはジュリア・チエミ・アルキミン・モリシタ(ミナス・ジェライス州)が選ばれた。


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