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《ブラジル》年金受給者らに13カ月給=25日から初回支給始まる

2022年4月26日

国立社会保障院(Marcello Casal Jr./Agencia Brasil)
国立社会保障院(Marcello Casal Jr./Agencia Brasil)

 国立社会保障院(INSS)が25日、年金や恩給などの受給者への13カ月給(ボーナス)の初回支給を開始したと同日付現地サイトが報じた。
 年金受給者らへの13カ月給の支給は2回に分けて行われ、初回分は4月分の年金や恩給と共に、2回目は5月分の年金などと共に支給される。
 年金などの受給額が1最低賃金の人への13カ月給の初回分支給は、NISと呼ばれる社会識別番号の末尾が1の人が25日からで、以下、2は26日、3は27日のように5月6日までかけて順番に支給される。2回目の支給は5月25日から6月7日の間に行われる。
 受給額が1最低賃金より多い人の初回支給は、NISの末尾1と6が5月2日、2と7が5月3日のように進み、5月6日までかけて支給される。第2回目の支給は6月1~7日に行われる。
 INSSが支払う年金や恩給などの恩恵を受けている人は3600万人以上いるが、60%以上は1最低賃金のみの受給者だ。INSSが払う年金や恩給などの最低額は最低賃金額で、今年の場合は1212レアルだ。最高額は10・16%調整され、6433・57レアルが7087・22レアルとなった。
 年金受給者らへの13カ月給は8月と12月に払われていたが、コロナ禍のため、2020年以降は期日より前に支給されている。
 労働社会保障省によると、13カ月給の前倒し支給による経済効果は567億レアルに上る。なお、年金などを受け取り始めたのが今年に入ってからの人への支給額は月割計算して払われる。また、アウシリオ・ブラジルその他の社会保障費を受け取っている人は13カ月給の支給対象外となっている。


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