《ブラジル》徴税額が1兆レ超える=昨年より17日も早く
サンパウロ州商業協会(ACSP)が3日、今年の徴税額が同日未明に1兆レアルを超えたと発表したと3日付現地サイトが報じた。
ACSPが集計する徴税額は国や州、市の税金と各種料金、納付金、罰金を含む。これらの累計はサンパウロ市中央部にあるインポストメトロと呼ばれる電光掲示板に掲示されている。
昨年の1兆レアル超えは5月19日で、今年は17日も早いが、これは現在の経済活動がより活発になった事よりも、インフレ率が10%を超え、高進し続けている事などを反映している。
ACSPのエコノミスト、マルセル・ソリメオ氏は3日、「価格が高ければ税金もそれだけ高くなる。燃料費や電気代などは特に課税率が高く、庶民の負担が大きい」と語っている。