《リオ州》サービス業者に希望的展望=今後は改善/非常に改善82%

リオ州商業協会(Fecomercio)調査・分析研究所(IFec RJ)が2~6日に行った調査で、同州のサービス業者が向こう3カ月間の経済活動の回復や商取引の伸張について、信頼感を保ち、希望的展望を持っている事が明らかになったと16日付アジェンシア・ブラジルなどが報じた。
それによると、サービス業者達の82%は状況が改善または非常に改善すると見ているという。この割合は前回調査の79・5%を上回っている。他方、現状のまま変わらないが13・3%で、状況は悪化または非常に悪化は4・7%だった。
また、回答者の31・4%は過去3カ月間に状況が改善または非常に改善したと答えており、前回調査の28・3%を上回った。状況が悪化または非常に悪化は31・6%で、特に変化はなかったは37%だった。
ビジネスの発展を妨げた最大の理由は、需要不足が45・2%を占め、財的な制限も45%に上った。13・5%は人材不足をあげており、スペースや資材の不足をあげた人も12・3%いた。
過去3カ月間の自社商品やサービスへの需要が減少または大幅に減少したと答えた人は38・5%に上り、今後3カ月間の需要が増えるまたは大幅に増えると期待している人は66・9%いた。前回調査でも今後の需要の伸びに期待していた人は66%だったから、大きな変化は起きていない。需要が減るまたは大幅に減ると考えている人は8.・1%のみで、現状維持と見ている人も25%いた。
雇用状況について見ると、過去3カ月間で従業員が減ったは19%、大幅に減ったは12・8%だった。従業員数を増やしたのは9・2%のみだった。
在庫のはけ具合が予想通りだったは54・1%で、予想以上は6・1%だったが、予想以下だったも39・8%あった。
過去3カ月間、債務の返済遅れがなかったとした業者は、4月の51・4%を下回る48・9%だった。返済が非常に遅れていると答えた業者は29・2%あった。債務を負っている相手や項目は、供給業者31・1%、家賃29%、商業銀行と電力各28・3%、連邦税25・4%となっている。
リオ州商業協会には59の雇用者組合や企業家リーダー、専門家、コンサルタントが参加しており、32万1千カ所以上の店舗を網羅している。この数は同州で経済活動を行っている施設の68%を占めている。また、サービス業界の正規雇用者数は、州全体の正規雇用者の60%を占めている。