若手3人がモザンビークに=クリチバ若葉太鼓

クリチバ日伯文化援護協会(クリチバ文援協、吉田ロベルト・イサム会長)傘下の和太鼓チーム「若葉太鼓」若手メンバー3人が、9月25日から10月5日までの約10日間にわたってモザンビークで開催される日本祭りに参加する。
同祭への若葉太鼓メンバーの参加は、在モザンビーク日本国大使館の木村元大使の招待によるもの。同大使は2017年から数年、在クリチバ日本国総領事としてブラジル勤務経験があり、当時の交流により今回の招待が実現したという。
参加する若葉太鼓のメンバーは、梶原天行さん(27歳、2世)、村上冴美さん(27歳、4世)、小野ラリサ友花理さん(24歳、3世)の3人。
村上さんの父親で、クリチバ文協文化担当副理事、若葉太鼓マスターの部(40歳以上)メンバーでもある村上エルメスさん(57歳、3世)によると、若葉太鼓は2003年頃に発足し、04年から文協傘下団体になったという。
現在、青年部とマスターの部を合わせて約100人が所属。エルメスさんは「最初に子供が太鼓をやっていて、その後に私もするようになりました」と和太鼓を始めたきっかけを語る。
同太鼓メンバーがモザンビークに行くのは今回が初めて。同国の日本祭りで和太鼓を演奏するほか、同じポルトガル語を母国語とするモザンビークの人々と交流を深める。
参加メンバーの村上冴美さんは「モザンビークの伝統音楽を、和太鼓を使って演奏してみたい」と意気込みを見せた。