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太陽光発電に大きな可能性=シグマ・イノバール社・谷脇パウロ代表

2022年8月13日

 新ビジネス・投資の形として、太陽光発電が注目されている。再生可能エネルギーに特化し、10年以上の実績を持つシグマ・イノバール社の谷脇パウロ代表は、「今後2〜3年でブラジルのGDB(国内総生産)が8〜10%成長するかもしれない。実際にそうなった場合、現在の発電量ではすべての需要を満たすことができず、01年から02年にかけて起こったようなブラックアウトが再発生する可能性がある」と警鐘を鳴らした。
 ブラジルでは日射量が多く、太陽光発電に適した土地が多い。「例えば東北伯は、太陽光発電によって高い成長・発展が期待できる地域の一つだ」と谷脇代表は言う。
 太陽光発電の可能性として谷脇代表があげるのが、農業に使用される温室に導入すること。プラスティック製の温室と比べ、ソーラーパネルが設置可能なガラス製の温室は耐用年数が長く、プラスティック製が平均10年、ガラス製は平均30年持つと言われている。「耐久性も高いため雹害のリスクが少ない」という。
 加えて、野菜や、花、果物、きのこなどの農産物の他に、エネルギーを生み出し、第2の収入源とすることができる。
 ソーラーパネル付き温室の所有者は、自家で発電した電力を消費することはもちろん、ソーラーパネルを設置したくてもそのためのスペースがない企業などに、自身の太陽光発電システムを貸し出すことができる。ブラジルでは電力自体を販売することは禁止されているが、電力を生み出すシステムを貸し出すことは法律に違反しない。
 「温室の所有者にとっては収入が増えるし、企業側もソーラーパネル設置のための土地を探したり買ったりする必要がなくなるので、双方にとって有益な契約が結べる」と谷脇代表は説明し、「大胆なプロジェクトで太陽光発電に投資を始めた大企業もある」と語った。
 シグマ・イノバール社では、太陽光発電設備に関する案内を行っている。問い合わせは同社連絡先(電話11・2219・0576/contato@sigmainovar.com.br)まで。


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