会員総数4697人に増加=援協8月定例役員会

サンパウロ日伯援護協会(援協、税田パウロ清七会長)の8月定例役員会が8月23日午前9時半、サンパウロ市リベルダーデ区の援協ビル5階会議室とオンラインで開かれた。
小田セルジオ会計理事による7月分会計報告では、117万848レアルの赤字が発表された(日伯友好病院は別会計)。
事務局報告では前園マルセリーノ事務局長が、日伯福祉援護協会傘下の4ホームの中で、あけぼのホームを除いた3ホームの7月の1人あたりの月額経費が6月比で上昇したことに言及。通常、9月に行われる看護師組合の給与調整が7月に行われたことが上昇要因であるとし、その調整率が10・42%だったことを説明した。
あけぼのホームは入居者が36人から38人へと増えたことで、月額経費は増加しなかった。また、4ホームの入居者について、寒さなどで風邪を引いている入居者が多いものの、コロナ陽性者はゼロであることを強調した。
公益社会福祉法人格取得継続のため、援協が7月から運営しているイタペチニンガ病院の職員数が現在624人であること、同病院を合わせた援協グループの総職員数が3233人に増加したことも発表した。
議題では、援協および日伯福祉援協の2023年度予算案策定要領と事業計画案作成について、基礎金額の算定や留意点等を小田理事が説明し、9月23日までの本部への提出が求められた。
各委員会報告では、7月の会員総数が4697人(正会員405人、賛助会員4292人)と、6月(4644人)に比べて増加し、会費総額は6万5694レアルだったことが報告された。
各施設報告では、6月に再開した巡回診療について報告が行われ、7月2日にサンパウロ州ジャカレイ市で行った同診療に22人が受診しに来たことが発表された。
福祉部からは、7月訪問者数が1088人(女性929人、男性159人)で、月間受付数(延べ数)は1368件だったことが報告された。