米の収量は25年間で最少?=フェイジョンと共に減産予想
国家配給公社(CONAB)の予想によると、今年の米の収量は1千万トンを割り込むと見られ、290万トンを割る見込みのフェイジョンと共に減産となると11日付G1サイト(1)(2)などが報じた。
米の収量が1千万トンを割り込む事態は25年間起きていなかった。フェイジョンの収量も過去30年間で最少となる見込みだ。
それ以外の穀物は増産・増収となり、全体で3億1千万トンという史上最多を記録する見込みだが、家畜の飼料とされたり、輸出されたりする大豆やトウモロコシとは違い、家族農が国内市場向けに生産している米やフェイジョンは作付面積も減少中だ。米の場合、主要生産州であるリオ・グランデ・ド・スル州での干ばつなども重なり、収量が減ると見られている。
専門家は、庶民の食卓に不可欠の米やフェイジョンの減産は食の安全を脅かし、価格上昇を招く可能性があると懸念しているが、米に関しては国内需要は満たせるという。