20日より秋に突入も=夏に続き、雨は多い?
ブラジルは20日から、暦の上での秋に入る。この秋の天気について17日付G1サイト(1)などが報じている。 秋は20日の18時25分からはじまり、6月21日の11時58分まで続く。
この夏、大サンパウロ市圏では強い雨が降り続き、3月のカンタレイラ水系の降水量も、17日の時点で月間平均降水量の174・3ミリを超える175・7ミリを記録。同水系の水位(貯水率)も79・2%で、12年ぶりとなる80%台突入が目前となっている。
先週から7日間降り続いた雨は15日から好転していたが、秋に入ってすぐのサンパウロ州は、30度まで上がっていた気温も下がり、1週間で最大90ミリの雨を記録するとの予報が出ている。これは聖州に限ったことではなく、他の南東部諸州、さらには全国的にも同様の傾向だという。
この秋の全体の傾向としては、ここ3年間、南部での異常乾燥をもたらしていたラ・ニーニャ現象が終焉を迎えたことで、例年より雨量の多い秋になると報じられている。