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アマゾニア銀行が100億レ投資=ブラジル北部のインフラや地域発展に

2024年5月28日

アマゾニア銀行(23日付ヴァロール紙サイトの記事の一部)
アマゾニア銀行(23日付ヴァロール紙サイトの記事の一部)

 アマゾニア銀行は、ブラジル北部地域のインフラ発展を支援するために過去5年間に100億レアル以上を投資し、北部融資憲法基金(FNO)を活用して革新的で持続可能なプロジェクトに資金提供している。特に環境に配慮したプロジェクトに焦点を当て、企業の成長や地域コミュニティの生活の質の向上を促進しており、この取り組みによって地域の交通コストが削減され、再生可能エネルギーへの依存が減少し、地域コミュニティに必要なサービスへのアクセスが容易になっていると、23日付ヴァロール紙(1)が報じた。
 連邦政府を筆頭株主とするアマゾニア銀行は、経済・物流基盤の強化、クリーンエネルギーの生産・送電・配給、衛生、地域経済育成に不可欠なサービスの向上を目的としたプロジェクトを支援している。
 憲法基金とは、1988年のブラジル連邦共和国憲法第159条によって設立され、北部、北東部、中西部の地域開発に関連する農業金融に関わる所得税と工業製品税の税収の3%を割り当てて財源とする基金だ。
 同プログラムは、地域インフラの重要な柱に焦点を当て、輸送・物流、エネルギー生成・配給・送電、経済インフラ・サービスの成長、衛生、廃棄物処理など、さまざまな分野を支援している。
 上下水道、再生可能エネルギーによる発電、堆肥化プラントや持続可能な埋立地、再生可能エネルギーによるエネルギー貯蔵、持続可能な港湾や空港、その他のエコロジー構造物などのインフラ部門が対象となり、過去5年間に100億レアル以上が投資されている。
 この取り組みによる具体的な成果として、道路、港湾、空港への投資により、地域の交通コストが削減され、ガスの輸送と配布のためのガスパイプラインの設置により、非再生可能なエネルギー源への依存が減少し、長期的に持続可能な地域へと変化しているという。さらに、電化や衛生基盤の整備により、地域のコミュニティにとって重要なサービスへのアクセスが容易になり、生活の質が向上している。
 同行のプログラムによって恩恵を受けたヴァンシ・エアポート社は、7億5千万レアルの融資を受け、持続可能な実践を取り入れながら地域の空港インフラを強化し、いくつかの州のアマゾン住民に利益をもたらす改善を提供することを目的としている。
 この融資プログラムの特徴の一つは、憲法資金の金利(TFC)であり、業種、企業規模、プロジェクトの目的に応じて異なる。最大34年の返済期間と最大8年の猶予期間を含む条件で、アマゾニア銀行は企業が持続可能な方法で事業計画を立案し、実行するための有利な条件を提供している。
 アマゾニア銀行は、「アマゾンの保全と、現在および将来の世代の幸福に調和した、責任ある持続可能なアプローチを推進する」という連邦政府の公約に沿って、同地域の公共政策を促進する上で重要な役割を果たしているといえる。


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