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世界ピザ100傑にブラジルから5店=サンパウロ市シェフがベスト・ピザ職人に

2024年9月12日

11位の「Leggera Pizza Napoletana」(同店公式インスタグラム@leggerapizzanapoletana)
11位の「Leggera Pizza Napoletana」(同店公式インスタグラム@leggerapizzanapoletana)

 毎年恒例の世界のピザ店ランキング「50トップ・ピッツァ・ワールド2024」がイタリアのナポリで10日に発表され、ベスト100にブラジルから5店舗ランクインしたと同日付フォーブスなど(1)(2)が報じた。
 サンパウロ市からは11位にLeggera Pizza Napoletana(昨年100位)、38位にQT Pizza Bar(昨年51位)、53位にA Pizza da Mooca(昨年85位)、87位にUnica Pizzeria(昨年は圏外)の4店がランクイン。イタリア移民の多いサンパウロが、世界に冠たる「ピザの都」の一つであることを証明した。なおリオのFerro e Farinhaも89位に入った。
 ブラジル一、さらには中南米の最高峰に立ったLeggera Pizza Napoletanaは、アンドレ・ギドン氏が経営し、サンパウロ市内に2店舗(ペルジーゼス地区、ジャルジンス地区)ある。昨年から89位も順位を上げている。ギドン氏はイタリア産の高級食材をふんだんに使い、本場ナポリ特有の柔らかい生地を用いることにこだわっている。「真のナポリピッツァ協会(AVPN)」の認定を受けている。
 店内はシンプルでカジュアルな雰囲気で、メニューは豊富。前菜にはナポリ風ミートボール、ナスのパルミジャーナ、小さな揚げピザなどもある。ナポリらしく新鮮なリコッタと生ハムに胡椒をたっぷりかけたカルツォーネも人気。
 同ランキングの38位に入ったQT Pizza Barは、創業者マテウス・ラモス氏が2024年の「ベスト・ピッツァイオーロ(ピザ職人)」に選ばれたことも発表された。同氏は「2019年のオープン以来、多くの時間と献身、強い意志を注ぎ込み、常に新しい組み合わせを研究してきました。このような絶え間ない努力が、今回の受賞につながったことがとても嬉しい」と述べた。
 ブラジルのナポリピッツァの先駆者の一人で、A Pizza da Moocaシェフのフェリペ・ザヌート氏も、「私たちは3回連続で世界のベスト・ピッツェリアのリストに載りました。2011年にスタートした当初は、ナポリピッツァを作っていたのは私たちだけでしたが、今では市場がますます成長しているのを実感しています」とコメント。
 一方、Ferro e Farinhaはリオのピッツェリアで初めてランクインした。醤油、生姜、生魚、唐辛子といった食材がレシピによく使われ、多文化的なピザを提供して人気を博している。同店の責任者は、米国ニューヨーク出身のセイ・シロマ氏。12年前にブラジルに渡り、路上でピザを売り始めたこのシェフは、現在4店舗を経営しており、5店舗目が間もなくショッピング・レブロン内にオープンする予定だ。
 同ランキングは、イタリアを代表するオンライン・ピザ・ガイドが毎年発表するもので、世界各国から選ばれた審査員により、20カ国以上からピッツェリアが参加した。
 選出された100店舗のうち41店舗がイタリアの店だったが、堂々1位に輝いたのはニューヨークに構えるUna Pizza Napoletanaだった。3位には東京のThe Pizza Bar on 38thが入った。今年の100傑は公式サイト(https://www.50toppizza.it/50-top-world-2024)で。


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