記者コラム=リベルターデで高価日本製フィギュアが人気

サンパウロ屈指の観光地リベルダーデに最近やたらとフィギュア専門店が増えている。トマス・ゴンザガ通りにはフィギュアとガチャガチャ、対戦カードの専門店「AKIBA STATION」が昨年でき、ガルボン・ブエノ通りの「Galeria Imperial」内にもフィギュア専門店ができた。
これまでもフィギュア専門店はあったが扱っている商品には模造品が多かった。だが、新たに出来た店は正規品を販売しており、1体1千レアルは当たり前。中には1万4千レアルするフィギュアもあった。
オタク文化、漫画アニメ文化の浸透著しいブラジル。本物志向になっていくのは理解できるが、当地の最低賃金は月に1518レアル。「いくら本物とはいえ、ちょっと高すぎるのでは…?」と思ってしまうのが正直なところ。
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庶民感覚からかけ離れた値段での商売に店の先行きが心配になるが、ブラジルは世界最大の貧富の差がある国でもある。桁違いの資産を持つブラジル人マニア達の存在は想像に難くなく、コラム子の庶民的心配はおそらく杞憂と言えるものなのだろう。(淀)