サンパウロ市=28日よりロラパルーザ開催=20万人動員の大型フェス今年も

28日より3日間、サンパウロ市南部インテルラゴス・サーキットで国内最大の国際的音楽イベント「ロラパルーザ・ブラジル」が開催される。
ロラパルーザ・ブラジルは、1990年代に米国ではじまった同名のフェスティバルの南米のフランチャイズで、2012年にサンパウロ市で始まった。ブラジル版はアルゼンチンやチリと連動して開催されている。
ロラパルーザ・ブラジルは2020、21年にパンデミックで開催が見送られた以外は毎年開催されており、今回で12回目。会場が現在のインテルラゴス・サーキットになってからは10回目で、毎年、3日間で動員約20万人を記録。州外からの客も多く、サンパウロ市の観光行事の中でも、最も来客が期待できるイベントとなっている。
今年も、全世界で人気沸騰中の22歳の女性ロック歌手のオリヴィア・ロドリゴを始め、世界的なスーパースターのジャスティン・ティンバーレイク、90年代に最も売れた女性歌手のアラニス・モリセット、初めてのブラジル公演となるカリスマ・ロックバンドのTOOLが出演。国内からも、国際的な人気を得たが30日の公演後に解散するヘヴィ・メタル・バンド、セパルトゥラなどが参加する。
なお、サンパウロ市地下鉄とサンパウロ州都電(CPTM)は開催期間中、異例の24時間営業を行う。また、軍警1900人を配備するなど、移動のための足の確保や警備にも力を入れている。(1)(2)