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クラブW杯=ボタフォゴがPSGに勝利=南米一が13年ぶりに欧州一に勝利

2025年7月10日

イゴール・ジェズス(Vitor Silva/Botafogo)
イゴール・ジェズス(Vitor Silva/Botafogo)

 19日に行われたクラブW杯のグループリーグでボタフォゴが今年の欧州チャンピオンズ・リーグの覇者で今大会の優勝候補筆頭のPSG(フランス)を1対0で下す金星を挙げた。同日付テラ・サイト(1)が報じている。
 試合は序盤からPSGが早いパス回しでボタフォゴを責め続けたが、ボタフォゴもゴール前での厚い守りと効果的なパス・カットで大きなチャンスを作らせず、機を見て素早いカウンターに切り替える展開を見せていた。
 大きなチャンスが訪れたのは前半35分。自陣のセンターサークル付近から一瞬がら空きになった前方にサヴァリノが出したパスがうまく流れ、それに追いついたセンターフォワードのイーゴル・ジェズスがドリブルで独走。待ち受けていた欧州リーグ屈指のディフェンダー、パチョを左から抜くと、ゴール左隅に鮮やかにシュートを決めた。
 2試合連続でのゴールを決めたイーゴル・ジェズスは雄叫びをあげ、観客席まで飛び込んで喜びをアピールした。
 後半もボール支配率で70%を超えるPSGが、終始ボタフォゴ陣内に攻め込んだ。だが、会場となったカリフォルニアの猛暑にも、ボタフォゴ守備陣は疲れることなく反応。ジャイール、バルボーザ、クイアバーノといったディフェンダー陣が次々とゴール前に立ちはだかり、ゴールを割らせなかった。
 結局、試合はボタフォゴが1対0で逃げ切って勝利した。ボタフォゴは昨年のリベルタドーレスの覇者だが、南米一のチームが欧州一のチームに勝利したのはコリンチャンスがクラブ世界一に輝いた2012年以来、13年ぶりのことだ。
 この勝利でボタフォゴはグループBの首位に立った。23日の対アトレチコ・マドリッド戦で3点以上の差で敗れなければ決勝トーナメント進出となる。(2)


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