ボルソナロ前大統領=内視鏡で食道炎と胃炎判明=医師団が検査の結果を発表

【既報関連】ボルソナロ前大統領は1日に体調を崩し、緊急診察を受けたが、2日に内視鏡検査を受けた結果、食道炎や胃炎を起こしていることが判明したと2日付G1サイトなど(1)(2)(3)(4)が報じた。
1日の緊急診察で7月中は休養することと検査を勧められた前大統領は2日、DFスター病院で上部消化管の内視鏡検査を受けた。
検査結果を診た医師団は、炎症を伴う重度の食道炎と食道粘膜のびらん、中程度の胃炎が起きていることが分かったと発表。また、薬物投与による治療を強化することを決め、元大統領に、「発話を控える」「厳格な食事療法を行う」「自宅で静養すること」を勧めた。
前大統領はこれを受け、SNSに、健康状態を鑑み、サンタカタリーナ州とロンドニア州の予定をキャンセルせざるを得なかったと投稿。今月はブラジリアの自宅に留まることも書き添えた。ボルソナロ氏は70歳で、しゃっくりと嘔吐に悩まされている。
前大統領は4月に10時間以上に及ぶ手術を受け、長期入院した。だが、次男でリオ市議のカルロス氏が1日に、「父は(18年の選挙戦中)誰かに殺されかけた後、文字通り、自殺している」とSNSに投稿する程、活動を続けている。
ただ、体調は決して良好ではなく、6月20日にはバーベキュー(シュラスコ)に参加後、体調を崩してゴイアス州ゴイアニアでのイベントに欠席。ブラジリアの私立病院で検査を受けた。
この時はウイルス性肺炎の可能性が指摘されたが、その後も、6月26日にミナス州ベロ・オリゾンテでのイベント、同29日にはサンパウロ市でのデモに参加した。1日もブラジリアでの自由党の集会に出る予定だったが、体調を崩して欠席し、医師の緊急診察を受けていた。