外国人観光客数=上半期533万人は新記録=昨年同期比で48・2%増

観光省が3日、上半期にブラジルを訪れた外国人観光客は昨年同期比で48・2%増の533万2111人で、新記録を更新したと発表したと同日付アジェンシア・ブラジル(1)が報じた。
連邦警察によると、国別の観光客数最多はアルゼンチンの232万3891人で、以下、チリ44万2993人、米国41万189人と続く。
国家観光計画では今年の外国人観光客数は年間690万人と予測していたが、連邦政府は、今年上半期の実績から、2027年の目標としていた810万人という外国人観光客数は2年前倒しの2025年に達成できると予測している。
外国人観光客数は6月だけで44万4882人で、昨年同月比で33・8%増加した。観光は現在、国内総生産(GDP)の8%を占めており、今後も成長が見込まれている。
ブラジル観光公社(Embratur)によると、航空路線網は24年に18%拡大しており、25年も16%拡大する見込みだという。同公社では、外国人観光客数の増加は、データインテリジェンスの活用と国際市場におけるブラジルのプロモーション強化によるものと見ている。