クラブW杯=フルミネンセ力尽く=決勝はチェルシーとPSG

8日、サッカーのクラブW杯の準決勝が行われ、フルミネンセがチェルシー(イングランド)に0対2で敗れたため、ブラジル勢は全て敗退となった。
ブラジリア時間の7日16時にニュージャージーで行われた準決勝は、前半18分に左からウイングで上がったチェルシーのペドロ・ネットがゴール前に出したクロスを、フルミネンセのディフェンダー、チアゴ・シウヴァがブロック。そのこぼれ球がペナルティエリアから出たところを、センターフォワードのジョアン・ペドロがミドルシュート。これがゴール右隅に決まり、チェルシーが1点を先制した。
ジョアン・ペドロは後半11分にも左からドリブルで上がり、ペナルティエリアに入ってミドルシュート。これもゴール右上に決まり、2点目を決めた。
試合はこの2点で決まった。ジョアン・ペドロはフルミネンセの下部組織育ちで、2019年、18歳のシーズンにプロ・デビュー。20年にイングランドのプレミアリーグのワットフォード、23年にブライントンに移籍した後、今大会開催中の今月2日にチェルシーと契約。準々決勝から試合に出場し始めたばかりだった。(1)
準決勝のもう一方の試合は9日に行われ、PSG(フランス)がレアル・マドリッド(スペイン)を4対0で下し、欧州チャンピオンズリーグの制覇に続く2冠に近づいた。
決勝は13日にチェルシーとPSGとの間で行われる。3位決定戦は12日で、フルミネンセとレアルが対戦する。