サッカーW杯=カゼTVが全試合放映権=オンラインTVとして快挙

ユーチューブ上の動画チャンネル、カゼーTVが2026年のサッカーW杯全104試合の放映権を獲得したことが明らかになった。テレビ局とは異なるオンライン上のチャンネルとしては快挙となった。14日付UOLサイトが報じている。(1)
これは、13日に同チャンネルが明らかにしたものだ。そこでは、「私たちは成長し、進化し、仲間を加えてきた、過ちややり過ぎもあったが、決して自分たちらしくあることを諦めなかった。その結果、私たちは来年、サッカーW杯全104試合を放映できることになった」と記されている。
カゼーTVは1993年生まれのカジミロ・ミゲル氏が設立した。彼は元々、ユーチューブやトゥイッチといった動画プラットフォームでの自分のアカウントでサッカーの試合の生中継実況を行っていたが、そこでの彼のユーモラスな語り口が若者に受けた。(2)
そこでスポーツ専門局からも声がかかるようになり、協力を得るようになった。さらに、グローボ局がサッカーW杯の放映独占権を手放した2022年、アカウント「カゼーTV」で1日1試合の放映を行うことを認められ、注目された。
カゼーTVは2024年のパリ五輪の放映権を獲得したことでも注目され、13日まで行われていたサッカーのクラブW杯の全試合放送でさらに注目度を高めていた。
近年は固定テレビのみならず、動画配信アプリでのサッカー放映も行われているが、カゼーTVはユーチューブ上で無料配信されており、ケーブルテレビや他のアプリのような月額料金の支払いが必要ないことも人気の一因となっている。