サンパウロ州政府から食料安全保障で表彰=ブラジル日本文化福祉協会に

ブラジル日本文化福祉協会(西尾ロベルト会長、文協)は16日、サンパウロ州政府の食料供給局(Subsecretaria de Abastecimento、ディオジェネス・カサオカ局長)から「持続可能な食料安全保障功労賞」を授与されることになった。この表彰は食料供給や農業分野で顕著な取り組みを行っている企業や団体を対象に贈られる。
文協が長年に渡って文協ルラル(Bunkyo Rural)と「山本喜誉司賞」などの活動を実施して、当地農業に新たな発想や技術をもたらし、持続可能な形での発展に貢献し、農業の発展や食料問題への取り組みを続けてきた実績が今回の表彰につながったという。
西尾会長は、「真摯で献身的な活動への正当な評価であり、ブラジル農業の未来を切り拓くうえで重要な役割を果たしている」と強調した。今回の受賞は、日系社会が培ってきた知識と努力が広く社会に認められる象徴的な出来事ともいえる。文協は、今後も日本の農業文化を基盤に、持続可能な食料供給の実現へ向けた活動を推進していく方針だという。