国際俳句シンポ「熱帯のハイカイ」=限界突破する虚子、ブラジル日系俳句
俳句は日本の伝統詩でありながら、海を越えて多様な文化と交わりながら独自の進化を遂げてきた。その一つが、ブラジルで育まれた「日系移民俳句」だ。12月7日(日)13時から17時まで、東京都江東区の芭蕉記念館で開催される国際俳句シンポジウム「熱帯のハイカイ(俳諧)」では、ブラジル日本移民俳句に見られる虚子流俳句の国際的展開をテーマに、第一線の研究者や俳人が集い語り合う。主催は公益社団法人・日本伝統俳句協会。
登壇者には、井上泰至氏(日本伝統俳句協会会長)、星野愛氏(虚子の子孫、協会評議員)、白石佳和氏(松蔭大学教授)、久冨木原玲氏(前愛知県立大学学長)、スエナガ・エウニセ氏(愛知県立大学准教授)らを迎える。
白石氏は「ブラジルで日本語俳句をやっていらっしゃる方に、動画を見ていただけると大変嬉しく思います」と語っている。
対面参加費は1500円。ライブ配信も予定されており、後日動画配信も行われる。定員50人。芭蕉記念館(電話03・3631・1448、東京都江東区常盤1丁目6―3)まで。
熱帯の地ブラジルに根づいた俳句が、日本の伝統とどのように響き合うのか。貴重な対話が繰り広げられることが期待される。









