「俳句をブラジルに広めよう!」=日本語教師向け勉強会開催
ブラジル日系文学とブラジル日本語センター(CBLJ)が共同で進めるプロジェクト「俳句をブラジルに広めよう!」の日本語教師向け勉強会が、昨年11月30日と12月14日の2日間、オンラインで開かれた。全2回で計34人が参加し、俳句の基礎や授業への取り入れ方について理解を深めた。
勉強会は、2025年が日伯友好130年、旧大正小学校開校110周年、CBLJ創立40周年という節目の年に当たることを背景に企画された。ブラジル日系文学誌「かぴばら俳句会」に掲載された作品をまとめた「かぴばら俳句会作品集」の配布にCBLJが協力したことがきっかけとなり、日本文化の一つである俳句を教師自身が楽しみ、授業に生かしてもらおうと実現した。
講師は、「かぴばら俳句会」で講評やコラムを執筆し、ブラジルでの日本語教師経験もある三輪遊さんが務めた。
第1回では、俳句の基礎知識の説明に続き、「五・七・五」のうち、まず「七・五」を考え、最初の「五」に季語を入れる作り方が紹介された。参加者は一人ひとり俳句作りに挑戦し、グループで作品を共有。言葉一つで印象が大きく変わる俳句の奥深さを体感した。
第2回では、授業での活用方法を中心に意見交換が行われた。三輪さんは「最後の五音を『散歩道』などと決めたうえで、どんな散歩道か、誰と歩くのかを話し合い『七』を作り、合う季語を比べてみるのも一案」と述べ、ゲーム感覚で俳句作りに取り組む方法を提案した。
参加者からは「教室で五文字の言葉を皆で探す」「難しさを感じさせないよう、言葉遊びとして取り入れたい」「かるたで日本語の音に慣れさせる」「グループで一つの俳句を完成させる」といった授業案が相次いだ。意見を書き留めながら熱心に耳を傾ける姿も見られた。
このほか、「スマートフォンを見がちな現代人にとって、日々の出来事や実際の季節を感じながら書く俳句は貴重な時間になる。学生にとっても、教える側にとっても考えるきっかけになる」といった感想も寄せられた。5









