マイゾウ・メーノス(まあーまあー)の世界ブラジル(57)=サンパウロ 梅津久
第49話 危ないブラジルとブラジルの警察
ブラジルではどこの都市でもスリや置き引き、強盗が多く、従来比較的安全だと言われてきた都市でも各種の犯罪が発生しているので安心できない。以下に注意事項を挙げる。
1.危険な場所(フェベーラ)、郊外の住宅密集地へは近寄らない。GPSガイドを利用していると、ファべーラを通過するよう誘導されることがあるので注意が必要。
2.お金を小分けにした財布を2つは持って歩く。恐喝されたときに少ししか入っていない方の財布を何時でも渡せるようにする。
3.暗くなってからの外出は特に注意。人通りの少ない通りや、薄暗い通りは避ける。
4.日本人観光客と知られないような身支度(服装)をする。現地人が着ているような、目立たない簡素な服装で出歩くこと。
5.常に周囲に気を配り、時折振り向く。頻繁に周囲を見渡し、後ろを振り向いて用心していることを示す。
6.両替所、銀行を出るときには周りをチェック。現金を引き出した後、すぐに場所を離れず周囲を注意する。
7.車の窓は常に締め、ロックをかけておく。バッグや手荷物はトランクに入れ、車の中には置かないこと。
8.信号機の赤での停止時は車間距離を少しとって止まる。この車は用心していると見せかけること。
9.街中でのスマートフォンの使用は極力控える車の中での使用も最低限にする。使用する時は、店やレストランの入り口などで手短に。車のガラスを割って盗みを働かれることにも備える。
10.バッグなどはできるだけ体の前に抱え、財布などはズボンの後ろポケットには入れない。体の後ろは盲点になるので注意が必要。
ブラジルには各種の警察機関があり、それぞれ役目や任務が分かれている。
特に気になるのは交通取り締まり。どんなに交通違反をしても、国道では連邦道路警察、州道では州道路警察でなければ違反の取り締まりをすることはできない。
市街地では街の安全を警察が守っているが、軍警察(Polícia Militarや市警察(Polícia Civil)の前で交通違反をしても取り締まられることはない。取り締まれるのは交通係員(Agente de Transito)、CMT(市交通公社)、サンパウロではCET(交通工学公社)等となっている。
日本であれば、県警察は民事・刑事事件から交通まで取り締まりをすることが出来る。
ブラジルでも日本のように警察が交通取り締まりや違反切符を発行できれば、交通安全はかなり良くなるとおもわれるのだが、これも「マイゾウ・メーノスの世界」ブラジルか。
追記:近年、ブラジル最高裁の決定により市の権限でGCM(市警備隊、市の警察機関)も交通違反の取り締まりや違反切符の発行が出来るようになった。
追記2:
その他のブラジルでの注意事項
生水や水道水を飲まないこと。日本よりもマグネシュームが多いので下痢をしやすい。
歩道がデコボコなのでつまずいて転んで怪我をしやすい。
車はスピードが速く交通マナーも悪いので要注意。
風邪をひいてもマスクをしないので、くしゃみから菌が広がりやすい。
レストラン等で、手提げかばんやバッグを机やイスに置かない(置き引きに注意)。
トイレでは使用したトイレットペーパーを便器に流さず、ごみ箱に捨てる。
見知らぬ人からの飲み物は受け取らない(睡眠薬や薬物の混入)。
路線バスの使用は極力避ける。








