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高速バスで13時間熟睡の旅=フル寝台座席の圧倒的快適さ《記者コラム》

2026年4月8日

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 寝台高速バスはこんなに快適だったのか――。初めて乗ったコラム子は感激した。

 南マット・グロッソ州カンポ・グランデに野暮用があった記者は、サンパウロ発の高速バスに乗る際、人生初のフル寝台座席に挑戦した。

 ブラジルの高速バスの座席は大きく5種類に分かれる。まず、飛行機でいうエコノミークラスにあたる Convencional(コンベンショナル)。それよりリクライニングが深く、座席間隔も広い Executivo(エグゼクティーヴォ)。リクライニング角度が約140度まで倒れるSemi-Leito(セミ・レイト=半寝台)。さらに160度まで倒せる、ほぼフルフラットのLeito(レイト=寝台)。そして今回乗ったのが、最上級クラスにあたる Leito-Cama / Cama(レイト・カーマ/カーマ=フル寝台)の5種類だ。

 このカーマは、飛行機でいうビジネスクラスやファーストクラスに相当し、座席はほぼ180度まで倒すことができる。クラスが一番上ということもあり値段は少し張り、今回のサンパウロ発ーカンポグランデ行きの便では通常450レアルほど。Convencionalと比べると100〜150レアルほど高い。ただ、乗客が少ないときはディスカウントされることもあり、今回はプロモーション価格の250レアルほどで乗ることができた。

 実際に乗ってみると、リクライニングをベッドのように倒せて、足置き台に脚を伸ばせるので想像以上に快適。ありがたかったのは、座席と前方の間に腰の高さほどの仕切り板があることで、前席に足が当たる心配をせずに伸ばせた点だ。

 さらに驚いたのはサービス面。枕や毛布に加え、お菓子とジュースが入った軽食が配られ、水は飲み放題。ブラジルの高速バスは冷房が効きすぎることが多く、季節によっては防寒具が必要だが、毛布のおかげで快適に過ごせた。軽食で小腹も満たせるし、なによりありがたいのは水。コラム子は水党で常に水を欲するのだが、バス内には300mlほどの使い捨てカップ型ボトルが専用冷蔵ボックスに常備されており、自由に取ることができた。もちろんトイレも清潔に保たれておりUSB充電器やWi-Fi付きだ。

 過去に高速バスでの長距離移動ではなかなか眠れなかった経験があったため、今回も高を括っていたが――サンパウロからカンポ・グランデまでの約13時間、気づけばぐっすり眠り続けていた。

 飛行機なら数時間で着くが、カーマで過ごす長時間は、それとはまた別の贅沢な体験だ。特に長距離の移動を控えている人には、一度試してみる価値があるだろう。(淀)



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