総会=県連60周年へ新たな船出=谷口体制再選、世代交代に挑む
ブラジル日本都道府県人会連合会の総会が4月1日夜、同連合会会議室で開催され、現職の谷口ジョゼ会長(和歌山)が続投となる現体制シャッパが承認され、出席者の拍手に包まれた。
第1副会長には大町アルフレッド(秋田)、第2は文岡セルジオ(鹿児島)、第3は長屋充良(岐阜)、第4は川崎エレナ(静岡)、第5は吉田章則(埼玉)、第6は平野オストン(北海道)、第7は小堀勇ジェラルド(石川)、第1会計理事は西山実(佐賀)、第2会計理事は山下ルイス(福井)、第1書記は横山リカルド幸生(愛知)、第2書記は知花ルイ(沖縄)ら各氏が引き続き運営に関わる体制となった。
県連は現在、京都を除く46都道府県人会から構成され、母県に関連した文化行事や交流事業を通じて日系社会の結束を支えている。中でも、毎年開催される「日本祭り」は、世界最大規模で日本文化を広く発信する催しとして知られ、県連の存在感を国内外に示す場となっている。
昨年の日本祭りは総額620万レアルという収支決算となり、うち利益が約30万レアル計上されるなど好調に推移しており、その勢いを駆って現体制の再選となった。
総会では、こうした伝統的事業の継続と発展に加え、若い世代の参加促進が重要課題として共有された。日系社会の高齢化が進むなか、次世代への継承は避けて通れないテーマであり、各県人会が抱える共通の課題でもある。出席者からは「活動を維持するためには、若者の関与をいかに高めるかが鍵になる」との声が聞かれた。
再選された谷口会長は本紙の取材に対し、「日本祭りを赤字にしないこと、日本知事会から代表者を迎えて県連60周年を盛大に祝うこと、県人会活性化を図ることが3大目標です」と目標を述べた。現在、1時間程度の60周年記念映画を鋭意制作中。今までは記念誌という形で残してきたが、若者へのアピールを考えて新しい形で歴史を総括することになったという。「県人会は単なる同郷団体ではなく、文化をつなぎ、人と人を結ぶ場である」と強調し、世代を超えた交流の重要性を訴えた。
移民の歴史に根ざしながらも、時代とともに姿を変えてきた県人会や県連。日本と強い絆を持って歩み続けるその姿は、ブラジルにおける日系社会の縮図ともいえそうだ。









