文芸
連載小説=自分史「たんぽぽ」=黒木 慧=第15話
昭和三十年(一九五五年)二月十六日、寒い日であった。私は富島定時制夜間部農科をやがて卒業することが決...2022年7月29日
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連載小説=自分史「たんぽぽ」=黒木 慧=第14話
私のすぐ下の弟、三美は私と三つ違いで、貧乏ながらも学業に頑張っていて、私が二十才の時は一七才の高校二...2022年7月28日
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連載小説=自分史「たんぽぽ」=黒木 慧=第13話
その他、磯の浅瀬の石の下などにアカバと言って、頭部が大きく口も大きくて食べるところは少なかったけど、...2022年7月27日
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連載小説=自分史「たんぽぽ」=黒木 慧=第12話
錨を後部から下ろし、船が静止したら前頭部から巾三十㌢位、長さ八~十㍍位の道板を降ろして、前からは陸に...2022年7月26日
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連載小説=自分史「たんぽぽ」=黒木 慧=第11話
私の高校時代は農科と商業科と合わせて四十人位だったと思うけど、その科の違いを越えて、皆仲良くやってい...2022年7月26日
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連載小説=自分史「たんぽぽ」=黒木 慧=第10話
父、弥吉は変なところで潔癖で金よりも名を重んじるところが強く、自分たちが主導する組合からあまり金を取...2022年7月26日
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連載小説=自分史「たんぽぽ」=黒木 慧=第9話
また、畑浦の部落では牧山の頂上まで四国八十八箇所を真似て石像が並んで、まんじゅうや人参の豆腐あえなど...2022年7月6日
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連載小説=自分史「たんぽぽ」=黒木 慧=第8話
金子りんはそこに目をつけ、京染店を開いたのである。仕事は順調に伸びて、生活にもゆとりが出来て、彼女の...2022年6月25日
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