ラヴァ・ジャット=CNJが新たな疑惑公表=9530万レの押収資産どこに?
国家法務審議会(CNJ)がラヴァ・ジャット作戦(LJ)に関して再度、「混沌とした運営状況があった」ことを指摘し、「司法取引(デラソン・プレミアーダ)などで被告側から得た罰金や押収物、計9530万レアル超の行き先が不明になったままだ」という報告を行っていたことがわかった。
これはグローボ紙(1)のジャーナリスト、ラウロ・ジャルジン氏が12日に行ったスクープで判明したものだ。それによると、LJを管轄したパラナ州連邦裁判所第13法廷の運営状況を調べていたCNJが、同法廷が9530万レアル相当の行き先不明の資産を抱えたままになっていたことを突き止めたという。
これらの資産は主に、被告が賄賂の代わりに受け取ったと思われる歴史的絵画作品などで、サルバドール・ダリやブラジルの画家カンジド・ポルチナリの作品などだったという。
CNJは9月にも同法廷の捜査報告を出しており、その際には220億レアルに及ぶ使途不明の資金の流れが確認されたと発表していた。
連邦検察庁パラナ支部のLJ主任だったデルタン・ダラグノル氏は2019年3月に、LJで回収された資金を元にLJファンドを作りたいと発言して物議を醸したが、今回CNJが捜査している資金の流れはそれに関連したものではないかとして注目を集めている。