サンパウロ市＝18日からヴィラーダ開催＝恒例の24時間文化イベント

　サンパウロ市では18～19日に恒例の24時間文化イベント「ヴィラーダ・クルツラル」が開催される。今年の見どころを紹介する。
　2005年に始まったヴィラーダは、国内各地の人気アーティストを中心に、多くのアーティストが市内各所で24時間の無料コンサートを行うことで人気を博している。パンデミックの影響を受け、2020年、21年は中止となったが、再開後も盛況で、2023年には述べ400万人の来場者数を記録している（1）。
　ヴィラーダは毎年開催規模を拡大しており、今年は全12カ所の会場で18日の17時から19日の19時頃まで開催されることになっている（2）。
　今年最も注目を集めているのはパブロ・ヴィッタル。国内はもとより、国際的にもドラッグクイーン歌手として名高く、4日にリオ市のコパカバーナ海岸で160万人を集めたマドンナのコンサートのステージでも共演し、話題を呼んだばかりだ。
　パブロの登場はメイン会場と目されている中央部ヴァーレ・ド・アニャンガバウーで、19日の深夜2時頃からの登場となる（3）。アニャンガバウー会場では、18日20時に元人気グループ、カリプソの女性歌手ジョエルマ、19日17時に男性人気ラッパーのマトゥエーも出演する。
　パブロの後を追うように人気急上昇中のドラッグクイーン歌手、グロリア・グルーヴは、北部のパラダ・イングレーザのステージに18日21時に出演。また、国際的に人気の男性セルタネージャ（カントリー）歌手ミシェル・テローは南部のカペラ・ド・ソコーロのステージに同じく18日21時に出演する。
　また、西部ブタンタン会場ではMPBの重鎮歌手のレニーニとヴァネッサ・ダ・マタが、各々、18日17時と21時に出演。19日17時には伝説のボサノバ歌手エリス・レジーナの娘としても知られるマリア・ヒタが出演する。
　ヴィラーダの開催期間中は地下鉄も24時間運行されるので、夜間の会場移動も可能だ（4）。