新年会で親睦深める=汎ロンドリーナ熊本県人会

【パラナ州ロンドリーナ発】汎ロンドリーナ熊本県人会(西村鉄雄会長)は1月12日午前11時、パラナ州ロンドリーナ市の西本願寺会館で新年会を開催した。
一世の会員は姿を消し、現在は二世の会員も高齢化して、三世の時代と変わりつつある。
当日は100キロ離れた高原地帯のマウア・ダ・セーラの篤農家の上村勇之さんと平山ペードロさんの家族が参加して賑わった。
今年度は新しく、笠戸丸移民の中川トミさんの四女、板野エイ子さん、他2人の入会者があった。
板野エイ子さんは、大学院教授も務めた人で会での活動も期待されている。
昨年度は、組長を長らく務めた興梠円男さん(94)と、中川名誉会長の夫人キヨ子さん(87)が死亡、両人を偲んで一分間の黙祷が捧げられた。
現在会員の最高齢者は、林静雄さん(99)で、今年は足を痛めて参加出来なかった。
西村会長の日伯両語による挨拶のあと、林トシユキ外交部長の発声で乾杯、祝宴に入り和やかな親睦の一刻を過ごした。マウアの上村勇之さんは、皇室の愛子さまのお誕生の折、会員で植樹した桜を管理しており、「今年は気候次第では、見事に開花が予想されます」との発言があった。
会では二回の観桜旅行が好評だっただけに今回も期待されている。