リオ・グランデ・ド・スル州=23市で大雨の被害=19日までは要警戒

リオ・グランデ・ド・スル州は16日夜から強い雨と風に見舞われており、17日午後の時点で少なくとも23市で被害報告が出ている。国立気象観測所(Inmet)も赤色の暴風雨警報などを出したと17日付アジェンシア・ブラジルなど(1)(2)が報じた。
大いに危険を意味する赤色警報は19日まで有効だ。赤色警報が出ているのはポルト・アレグレ大都市圏のサンタマリア、クルスアルタ、カショエイラ・ド・スルなどで、1日最大100ミリの雨が降る可能性がある。また、ベント・ゴンサルヴェス、カノアス、エステイオ、ラジェアドなどはオレンジ色の危険警報が発令されている。
州防災局も、今週はまだ3日間、強い雨が降り、累積雨量が150~250ミリに達する地域もあると警告。17日午後現在でも、ジャグアリで196ミリ、サンフランシスコ・デ・アシスで159・6ミリ、サンパウロペドロ・ド・スルで158・6ミリなどの数字が報告されており、最低でも23市で暴風雨や降雹、洪水、倒木、停電、道路の封鎖などが発生。自宅退避が必要となった人も出ており、学校も休校となっている。
また、カンデラリア市では、仕事に行くために橋を渡ろうとして車ごと流された男女が遺体となって発見されるなど、人的被害も出ている。17日夕刻時点では、二人の身元はまだ確認されていないという。(3)