リスボン=「ジルマールパルーザ」に要人集結=費用負担が不透明との指摘も

3日から5日にかけて、別名「ジルマールパルーザ」と称される、最高裁のジルマール・メンデス判事が共同主催者を務める第13回リスボン法フォーラムがポルトガルのリスボンで開催され、ブラジルから最高裁判事のみならず、連邦政府の一部閣僚や連邦議員なども参加する。6月30日付UOLサイト(1)が報じている。
「ジルマールパルーザ」はリスボン大学の法学部校舎で開催される。今年は「変革期の世界―知的情報時代における法、民主主義、持続可能性」をテーマにして行われる。
このイベントには最高裁からジルマール判事に加え、ルイス・ロベルト・バローゾ長官やアンドレ・メンドンサ、フラヴィオ・ジノ、アレッシャンドレ・デ・モラエス判事が参加するほか、連邦政府からもアレッシャンドレ・シルヴェイラ鉱山動力相やカミロ・サンターナ教育相、リカルド・レヴァンドウスキー法相、連邦議員からもタバタ・アマラル下議やオルランド・シルヴァ下議、ウゴ・モッタ下院議長、アルトゥール・リラ前下院議長、ロドリゴ・パシェコ元上院議長、さらにタルシジオ・デ・フレイタス聖州知事など7人の州知事、連邦検察庁のパウロ・ゴネ長官などが参加する。
「ジルマールパルーザ」はジルマール判事が共同運営者を務める団体教育開発研究機関(IDP)が主催するもので、リスボン大学法学部の共同で主催される。
このイベントは三権の大物関係者が多数集うことで注目されているが、昨年行われた同イベントでは134万レアルの費用がかかっている。
6月30日付フォーリャ紙は「リスボン・フォーラムのようなイベントに政府関係者が出席することについては、近年、その費用や情報の不透明さを理由に批判の声が上がっている。とりわけ、最高裁で係争中の企業経営者らが参加していることから、『利益相反の可能性がある』との指摘もある」と報じている。(2)