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金剛寺とカザロンに26日=日系社会遺産遺跡巡り

2025年10月14日

中野さん、宮村さん、榎原さん
中野さん、宮村さん、榎原さん

清和友の会(中沢宏一会長)は第8回ブラジル日系社会遺産遺跡巡りとして、10月26日(日)にスザノ金剛寺とモジ市のカザロン・デ・シャーを訪問する日帰りツアーを行う。前回の遺跡巡りでレジストロに戦前建設された日伯折衷の移民住宅の説明を受けたことから、移民建築への興味が高まり、今回の訪問先が選ばれたと言う。

高野山真言宗南米開教区スザノ金剛寺には富士見観音が建立されている。建立したのは、日本海外移住家族連合会の初代事務局長、故藤川辰雄氏。彼は海家連の初代事務局長として16年間に渡って移民を送り出した日本側留守家族と、現地との親睦に努めてきた。南米視察業務を重ねる中で、移民の無縁仏を供養せねばとの心境に至り辞職、57歳にして出家し、この富士見観音を建てた。

カザロン・デ・シャーは1942年、当時紅茶の産地であったモジ市コクエーラ地区にある旧製茶工場の別名。日本人大工・花岡一男氏の施工によって特異なデザインに仕上げられた工場は、その美術、歴史、考古学的な価値により、86年には連邦政府から文化財として認定された。

当日は、日本で一級建築士の資格を持つ中野正尊さん(まさたか、65歳、東京都)が、専門家の目から見た移民建築についての解説をするという。

当日の日程は7時にサンパウロ市リベルダーデ区グロリア街332番をバスが出発して、まず金剛寺。昼食、カザロン視察後に、17時にグロリア街に帰着予定。代金は350レアルでバス代、保険、昼食、入場券込み。問い合わせ・予約は宮村さん(11・98296・8834)、榎原さん(11・98170・2280)、もしくはグローバル旅行社(電話11・3271・3189、atendimento@serviceglobal.com.br)まで。



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