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ブラジル日系社会=『百年の水流』(再改定版)=外山脩=(294)

2025年11月26日


その過程で盛り上がってくるお祝い気分、仲間意識を、社会全体の規模で引き出して行ったのである。

戦勝・敗戦両派の対立は、四百年祭以降のこの過程で一応、鎮静した。

山本の下で奔走した人々の中に、本永群起という若者がいた。(前章で登場)

パウリスタ新聞で記者をしていたが、山本に招かれて四百年祭の協力会に入り、文協では事務局次長を務めた。地方の多数のコロニア(地域々々の邦人社会)を回り、戦勝・敗戦両派を説得、統一組織を創るよう説得した。

そういう働きもあって山本は、日系社会そのものを、精神面で再出発させることに成功した。

しかし実は山本のこの行動は、視点を変えると、実に異...

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