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ブラジル日系社会=『百年の水流』(再改定版)=外山脩=(343)

2026年2月19日


 しかも、この頃、国内金利も国際金利と同様、暴騰中であった。組合は、その原資のコストを基準に、いわゆる「内部利子」を設定、それを加算して、(出荷物の販売時に)組合員に資材の代金を清算させていた。

 翌八八年、バタタの市況はさらに悪化した。ハイパー・インフレの中で、消費者の購買意欲が一段と低下したのである。

 一方で、金利は暴騰段階を超え、狂騰しており、バタタの生産コストの五割近くを占めてしまった。

 無論、大きな赤字となった。二年連続の大赤字である。この事態に、バタタ生産者たちは唖然とし、それが高じての馬鹿笑いすらアチコチで上がるようになった。

 状況が悪過ぎると、人は青冷...

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