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ブラジル日系社会=『百年の水流』(再改定版)=外山脩=(341)

2026年2月13日


 これに対して神取は、こう語る。

 「あのときは、ケイロウを呼ぶ…という知恵は沸かなかった。配慮が足りなかった。

 しかし、ゼルヴァジオの肩を持つというような気もなかった。

 そういえば、ケイロウの金の使い方に関する資料を要求したとき、それが意外に早く出てきた。用意してあったかのようだった。

 その意外さについて、森さんと話した記憶がある」

 結局、返り咲き運動は阻止された。導火線上の地雷は爆発しなかった。

 松原は、以後、自身が選挙に出ることはなかったが、ケイロウ返り咲きに、執念を燃やすことになる。


 最後の創立記念式典


 半年後の、一九八七年九月、コチア産組は、創立六十周年をア...

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